箱根駅伝

コース紹介

箱根駅伝を色々な視点から楽しもう

パノラマ鳥観図絵師の黒澤達矢氏が描く箱根駅伝のコースマップとともに、コースの見所を紹介します。
各区間の情報とあわせてお楽しみください。

各区ごとに見どころ満載
コース概要

往路:1区 距離:21.3km

レースの流れを大きく左右

レースの流れを大きく左右する重要な区間でもあるため、チーム屈指のスピードランナーが登場し、慎重な駆け引きが続きます。勝負のポイントは、平坦で直線的なコースが長く続いたあとの17km過ぎの六郷橋です。

高低差

往路1区高低差の図表

歴代の記録ランキング ※55回以降

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順位 大会 大学名 氏名 タイム
1 第98回 中央大学 吉居 大和 1時間00分40秒
2 第100回 駒澤大学 篠原 倖太朗 1時間01分02秒
3 第83回 東海大学 佐藤 悠基 1時間01分06秒
4 第101回 中央大学 吉居 駿恭 1時間01分07秒
5 第70回 早稲田大学 渡辺 康幸 1時間01分13秒
6 第96回 創価大学 米満 怜 1時間01分13秒

往路:花の2区 距離:23.1km

各校のエースが登場

距離が長く、中盤の13kmからは「権太坂」、ラスト3kmには上り下りの繰り返しが待ち受け、体力、精神力、勝負勘、全てが求められる。各校のエースといえども攻略が難しいと言われていて、記録的な「ゴボウ抜き」が見られるのも、この区間。

高低差

往路2区高低差の図表

歴代の記録ランキング ※59回以降

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順位 大会 大学名 氏名 タイム
1 第101回 東京国際大学 R.エティーリ 1時間05分31秒
2 第101回 創価大学 吉田 響 1時間05分43秒
3 第101回 青山学院大学 黒田 朝日 1時間05分44秒
4 第97回 東京国際大学 Y.ヴィンセント 1時間05分49秒
5 第96回 東洋大学 相澤 晃 1時間05分57秒

往路:3区 距離:21.4km

富士山そして相模湾

前半に約9kmの緩やかな下り坂が続く。街を抜けて11kmを過ぎ134号線に出ると、正面に富士山、左側に相模湾を臨む箱根駅伝の中で一番の景勝地へ。時として強い向かい風が選手の行く手を阻む。

高低差

往路3区高低差の図表

歴代の記録ランキング ※55回以降

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順位 大会 大学名 氏名 タイム
1 第96回 東京国際大学 Y.ヴィンセント 59分25秒
2 第100回 青山学院大学 太田 蒼生 59分47秒
3 第100回 駒澤大学 佐藤 圭汰 1時間00分13秒
4 第101回 中央大学 本間 颯 1時間00分16秒
5 第101回 創価大学 S.ムチーニ 1時間00分51秒

往路:4区 距離:20.9km

新たなレース展開に期待

平地区間では一番短いが、往路の終盤に向けて重要な区間。5区に良い位置でつなぐために、集団から遅れていても1人でペースを刻むことが要求される。93回大会からコースの延長によって、最後の約3kmで緩やかな上りをむかえることとなり、各校の戦術にも注目したい。

高低差

往路4区高低差の図表

歴代の記録ランキング ※93回以降

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順位 大会 大学名 氏名 タイム
1 第99回 東京国際大学 Y.ヴィンセント 1時間00分00秒
2 第101回 青山学院大学 太田 蒼生 1時間00分24秒
3 第96回 青山学院大学 吉田 祐也 1時間00分30秒
4 第99回 青山学院大学 太田 蒼生 1時間00分35秒
5 第95回 東洋大学 相澤 晃 1時間00分54秒

往路:5区 距離:20.8km

最大の難所 山上り

国道一号線最高点の標高約874mまでを一気に駆け上る20.8kmという距離だけではまったく予想のつかないコース。16.2kmの最高地点を過ぎると19km過ぎの箱根神社大鳥居まで、今度は一転して下ります。ここでの走りの切り替えがゴールタイムを左右する大きなポイントに。

高低差

往路5区高低差の図表

歴代の記録ランキング ※93回以降

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順位 大会 大学名 氏名 タイム
1 第101回 青山学院大学 若林 宏樹 1時間09分11秒
2 第100回 城西大学 山本 唯翔 1時間09分14秒
3 第101回 早稲田大学 工藤 慎作 1時間09分31秒
4 第100回 青山学院大学 若林 宏樹 1時間09分32秒
5 第99回 順天堂大学 四釜 峻佑 1時間10分19秒

各区ごとに見どころ満載
コース概要

復路:6区 距離:20.8km

一気の下り

最初の4kmを上ってから一気に下りに。カーブが急でスピードも速いため、コース取りが重要。足への負担も大きく、下りで飛ばしすぎると残り3kmが苦しく、ペース配分がカギとなる。朝の箱根山中は冷え込みが厳しく、思わぬ腹痛やけいれんに見舞われることも。

高低差

復路6区高低差の図表

歴代の記録ランキング ※91回以降

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順位 大会 大学名 氏名 タイム
1 第101回 青山学院大学 野村 昭夢 56分47秒
2 第96回 東海大学 館澤 亨次 57分17秒
3 第96回 東洋大学 今西 駿介 57分34秒
4 第97回 駒澤大学 花崎 悠紀 57分36秒
5 第101回 駒澤大学 伊藤 蒼唯 57分38秒

復路:7区 距離:21.3km

激しい気温の差

9キロ過ぎから小さなアップダウンが続き、ペースがつかみにくく走りにくいコースです。山おろしの風で冷え込み、太陽が高くなるにつれて正面からの陽射しが強くなるため、気温の変化が一番大きく、油断すると思わぬ失速が。

高低差

復路7区高低差の図表

歴代の記録ランキング ※62回以降

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順位 大会 大学名 氏名 タイム
1 第101回 駒澤大学 佐藤 圭汰 1時間00分43秒
2 第96回 明治大学 阿部 弘輝 1時間01分40秒
3 第94回 青山学院大学 林 奎介 1時間02分16秒
4 第101回 國學院大学 辻原 輝 1時間02分21秒
5 第101回 順天堂大学 吉岡 大翔 1時間02分21秒

復路:8区 距離:21.4km

追い風が体力を奪う

追い風が吹くと選手と追い風が同じスピードになって無風の中走ることとなり、体感温度がさらに上がって選手たちの体力を奪う。湘南新道に入ってからの、アップダウンを含む9kmにわたる上り坂が、上昇する気温とともにボディーブローのように選手を苦しめる。

高低差

復路8区高低差の図表

歴代の記録ランキング ※55回以降

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順位 大会 大学名 氏名 タイム
1 第95回 東海大学 小松 陽平 1時間03分49秒
2 第97回 明治大学 大保 海士 1時間03分59秒
3 第100回 青山学院大学 塩出 翔太 1時間04分00秒
4 第73回 山梨学院大学 古田 哲弘 1時間04分05秒
5 第88回 東洋大学 大津 顕杜 1時間04分12秒

復路:9区 距離:23.1km

大逆転の舞台へ

優勝争い、シード権争いの大逆転の舞台となることもあり、鶴見中継所では幾多ものドラマが生まれます。各チームの最終目標に向けて攻めか抑えかの戦略が展開される。繰り上げスタート(1位から20分以上遅れた場合)を避けようとする選手の姿も見られる。

高低差

復路9区高低差の図表

歴代の記録ランキング ※59回以降

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順位 大会 大学名 氏名 タイム
1 第98回 青山学院大学 中村 唯翔 1時間07分15秒
2 第99回 青山学院大学 岸本 大紀 1時間07分27秒
3 第84回 中央学院大学 篠藤 淳 1時間08分01秒
4 第91回 青山学院大学 藤川 拓也 1時間08分04秒
5 第98回 國學院大学 平林 清澄 1時間08分07秒

復路:10区 距離:23.0km

9人がつないだたすきを胸に

大歓声の声援を受けながら、中央通り、日本橋を抜け、仲間が待つフィニッシュへ。「ここまで、みんなが頑張ってきたのだから」という気負いと気温の上昇により、思わぬアクシデント、逆転劇が起こることも多い最終区間。シード権をめぐる争いは年々激しさを増している。

高低差

復路10区高低差の図表

歴代の記録ランキング ※75回以降

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順位 大会 大学名 氏名 タイム
1 第98回 青山学院大学 中倉 啓敦 1時間07分50秒
2 第101回 青山学院大学 小河原 陽琉 1時間08分27秒
3 第96回 創価大学 嶋津 雄大 1時間08分40秒
4 第99回 順天堂大学 西澤 侑真 1時間08分42秒
5 第96回 帝京大学 吉野 貴大 1時間08分43秒

マップの制作者

黒澤達矢氏の写真

黒澤 達矢(くろさわ たつや)

1950年、宮城県生まれ。桑沢デザイン研究所でデザインを学び、建築パース事務所に勤務後、イラストレーターとして独立。鳥瞰図や復元図のイラストを多数手がける。代表作に「ジオラマ東京」「平安京」「幕末江戸図」などがある。本作には「中継に登場する地名や地理的特徴にそれほどなじみのない方でも、今、まさに選手がどんな地形のどんなコースを走っているのかが一目でわかるよう心がけた。一方コース沿道や箱根を知りつくした首都圏住民の方、そして熱烈な駅伝ファンには、隅々までマップを味わってもらいたい」という思いを込めた。