駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.212

第4回「4年間」

伊藤 舜

 皆さん、こんにちは!関東学連で」常任幹事を務めております、千葉大学4年の伊藤舜と申します。

 早いもので、駅伝ひろばで書かせていただくのも今回で4回目となりました。ついに箱根駅伝に学生としてかかわる大会も最後になってしまいました。これまで1年目は学生連合チームのマネージャーとして、2・3年目は運営として携わった経験を活かし、4年目の今大会は、これまでで最高の箱根駅伝になるよう、精一杯準備をしていきます。

 この4年間を振り返りますと、実に多くの経験をさせていただきました。何より、これまで競技者としてでしか関わってこなかった陸上競技に対して、学連幹事の活動を通し、大会運営、審判活動など、様々な立場で陸上競技に携わっていく中で、陸上競技をより好きになれました。

 これまでも、駅伝やマラソンに対する世間の興味関心は高かったのですが、近年の100mや4×100mRにおける日本人選手の活躍により、Track&Fieldに対する注目度が高まっています。こうした雰囲気がある今こそ、陸上競技の観客を増やす、観客の固定化を目指した大会運営をしていく必要があります。関東学連では、7月にトワイライト・ゲームスという観客に陸上競技を「魅せる」ということをコンセプトにした大会を開催しています。少しでも箱根駅伝・予選会を見て、陸上競技に興味を持った方は、ぜひ来年の大会を観戦しに来てみてください。

 さて、10月15日に箱根駅伝予選会のエントリーが行われました。昨年より予選会参加標準記録が10000m:34分以内のトラック記録のみになったことで、昨年は予選会出場校が49校から39校と10校も減りました。私が在籍する千葉大学も変更した標準記録を10人突破することが出来ず、昨年は出場できませんでした。そのため、今年は2年ぶりの予選会出場を目指していたのですが、残念ながら出場資格を満たす10人をそろえることが出来ませんでした。自分の大学が出場できないことは少し残念です。我が千葉大学は出場できませんでしたが、今回は昨年よりも4校増えた43校がエントリーしました。明年の箱根駅伝本選への出場権10校をかけた厳しい競走となりそうです。予選会当日は本選出場を目指す選手たちへ現地で、テレビで応援をお願いいたします。私たちも出走した選手全員が事故なく大会を終えることができるよう、全力で準備していきます。また、年が明けて1月2日・3日は令和初の箱根駅伝となります。こちらも同様に応援よろしくお願いします!