駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.177

第18回「トラックからロードへ」

池田 結香

 学連日記をご覧の皆様、こんにちは。関東学生陸上競技連盟で常任幹事を務めております、明治大学2年の池田結香と申します。前回大会がついこの間のことのように思われ、時の流れの早さに驚いています。

 今年は遠征帯同や日本学連主催大会への派遣、大会担当など様々な経験をし、昨年よりも密度の高い1年を過ごしてきました。また、2年生となり任される業務も増えたことから、以前よりも明確な意識で目標に向かって作業ができるようになったと思います。関東学連最大規模の大会である箱根駅伝まで残り1週間を切りましたが、成功裏に終われるよう、準備に励んでいます。

 さて、私は同期とともに、先月慶應義塾大学日吉陸上競技場にて行われた10000m記録挑戦競技会の大会担当を務めました。また、並行して普段の担当業務である大会プログラムの制作も担当しました。競技場をお借りする慶應義塾大学の方にご協力いただき、どちらの業務も進めることができました。
 この大会は箱根駅伝に出場する選手の多くがエントリーされる大会でもあります。1周400mのトラックを25周する10000mは箱根駅伝の各区間のおよそ半分の距離ですが、一般的なトラック種目の中では最長距離を走る種目です。テレビ中継でも、選手と共に10000mのタイムが紹介されているのを見たことがある方もいるのではないでしょうか。準備は予選会の前から始まり、関東学生連合チームの打ち合わせなどもこの場で行われたことから、箱根駅伝出場大学にとっては本選を見据えた大会だったのではないかと思います。前回大会よりも75名多い全432名の選手が出走し、男子では28分台の選手が18名、女子では32分台の選手が8名と、好記録に恵まれる大会となりました。大会担当として、一陸上競技好きとして、この大会に出場した選手が箱根駅伝本選でも素晴らしい走りを見せてくれることを願っています。

 箱根駅伝当日は戸塚中継所を担当いたします。戸塚中継所では往路・復路ともに各校のエース達がたすきを繋ぎます。観戦の際には選手のトラック種目の持ちタイムも参考にすると面白いかもしれません。
 新春の箱根路を駆ける選手に、温かい声援をお願いいたします。