駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.224

第16回「偉大な背中を追って」

大島 沙羅

 駅伝ひろばをご覧の皆様、初めまして。関東学生陸上競技連盟で幹事を務めております、帝京大学1年の大島沙羅と申します。

 私は高校に入ってから陸上競技に触れ、長距離選手として3年間を過ごしました。1年目は長距離ブロックに先輩を含め3人しかおらず、女子は私ひとりで寂しく毎日の練習をこなしていました。しかし、2年目に可愛い後輩と種目変更をした同級生が長距離ブロックに入ってきたことで、部内で女子と競走できるようになりました。切磋琢磨する相手ができたこともあり、合宿やハーフマラソン、駅伝など様々なことに挑戦し、実りある1年を過ごしました。最終的には県大会止まりの結果でしたが、陸上競技が好きだと感じるようになりました。

 そのような時に、障がい者の陸上競技会や上尾シティマラソンに運営側として参加し、多くの人が輝ける大会を運営することに誇らしさを感じました。また、私自身、応援の力に何度も背中を押されて、力をもらった経験を通し、大会が成功するには多くの声援が必要だとも感じました。ですので、運営側にたち、多くの声援をいただいて選手が輝ける場所を作りたいと思うようになりました。

 陸上競技が好きになり、運営することに興味をもっていた時に、箱根駅伝で関東学連の存在を知りました。すぐにそこで活動したいと決断し、今に至ります。たくさんの大会を経験し、様々な活動をするなかで、先輩方の偉大さを感じています。失敗をしたときにフォローをしていただいたり、私達1年生を引っ張ってくださったりと、頼りになる先輩方がいるので安心して活動できます。4年生と活動できるのもあとわずかになり、主に審判担当の先輩方のお力をたくさん借りているので、心細くなる気持ちもありますが、立派な背中に近づけるようにこれからも頑張っていきたいです。

 箱根駅伝当日は鶴見中継所を担当いたします。大会が成功するには、多くの声援が必要ですので、選手たちの背中を押すような大きなご声援をよろしくお願いいたします。