駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.121

第16回「・・・への感謝」

中井大介

 こんにちは!クリスマスはいかがお過ごしでしょうか?私は、関東学連常任幹事の中井大介と申します。今回私は、一年間行った報道の業務について書かせていただきます。

 報道業務は、大きく分けて大会前と大会当日に分かれます。大会前は、関東学連主催大会をより知っていただくために報道各社への広報活動や各大会の取材概要の作成、取材申請の取りまとめを行います。そして、大会当日は、訪れていただきました取材者へ選手への負担にならない程度に満足するまで取材を行っていただけるように選手・取材者との仲介役や万一、取材者に事故が発生しないよう安全確保に勤めております。

 担当となって私が感じたことは、学生スポーツにも多くの方が興味を持ってくださっているということです。一昨年、昨年の資料などに目を通す機会があり、今年の取材者数と見比べると徐々に増加していることがわかり、学生スポーツにもスポットが当たっていることを実感しました。このような状況に、私はとても嬉しさを感じています。

 多くの方が取材に訪れていただいていることは、嬉しいことではありますが、その半面、競技エリアへの侵入などにより運営に支障をきたす恐れもあります。また、インタビューが長引くと選手の負担にもなりかねません。その為、取材ルールをゼロから考え、上級生や先生方と検討し、最善な取材状況を整えることにこの一年間力を注ぎました。

 5月の関東インカレから先月行われた10000m記録挑戦競技会を終え、あとは箱根駅伝を残すのみとなりました。しかし、箱根駅伝での業務内容は、他の大会とは大きく異なります。例えば、関東学連で学生時代、報道業務を担当したOBなどの広報担当者や共催の読売新聞社、特別後援の日本テレビ放送網株式会社、後援の報知新聞社などの担当者にお集まりいただいて「報道者会議」を開催したり、学連日記の方針を決めたり、トークバトルやシンポジウムといった各種イベントの告知など多岐にわたります。このようにその他の主催大会ではない多数の業務があります。一人では乗り越えられない量・質ですが、さまざまな意見・アドバイスを関東学連の広報担当者や共催社からいただきながら箱根駅伝の報道体制を整えています。

 最後に、この一年間の報道業務を経験し、さまざまな方とお話させていただく機会をいただきました。お褒めの言葉をいただくときもあれば、時にはお叱りも受けました。それもすべては、私の成長の為に言っていただいているものだと感じます。今後も周りの皆様に感謝しながら日々過ごしてまいりたいと思います。