駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.168

第9回「両立を目指して」

中島 尚幸

 駅伝ひろばをご覧の皆さま、こんにちは。関東学生陸上競技連盟で常任幹事を務めております帝京大学2年の中島尚幸と申します。昨年、大学ではスポーツ経営の仕組みやスポーツの成り立ちについて学習し、今年はスポーツを支える企業について学んでおります。
 さらに、その知識を活かし来年2月には海外スポーツを学ぶためドイツ研修に行きます。

 今年5月に行われた関東学生対校選手権大会(関東インカレ)で私は、スターターを務めました。もともと110mHの選手として活動していた私は、大会で選手が生き生きと走る姿を間近で見て、再び陸上競技を始めたいと思い練習を再開しました。しかし、大会運営と選手の両立はそう簡単にいくものではありません。
 連日の業務はもちろんのこと、約2年間トレーニングなど一切していなかったため、体力や筋力が衰えており非常に苦労しました。
 平日は大学での講義の後、学連での業務があるため、休日に練習量の多いトレーニングを行いました。その結果、8月の記録会で関東インカレの標準記録を突破することができました。再開するときに関東インカレ出場を目標としていたため、大変嬉しかったです。
 来年の関東インカレでは決勝に残れるように頑張っていきたいと思います。

 第94回箱根駅伝では、前回大会に引き続き緊急対応車に乗車します。緊急対応車とは、レース中での選手の故障や体調不良といった非常事態に備え、隊列の後ろから選手をサポートする必要不可欠な役割です。2回目の箱根駅伝ということで、前回大会の反省を活かすことはもちろん、すべての選手が安全安心にレースに臨めるよう円滑に運営することを目指していきたいと強く思っております。

 皆さまのご声援は選手の力に変わります! ぜひとも、より一層の熱いご声援をよろしくお願いします。