駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.216

第8回「EARTH」

二見 百香

 学連日記をご覧の皆様、こんにちは!関東学生陸上競技連盟で常任幹事を務めております、日本体育大学3年の二見百香と申します。

 大学では、スポーツによる国際相互理解、国際社会に対して日本の精神に根ざしたスポーツによる開発援助、国際協力、国際交流について日々専門分野を学んでおります。また、オリンピック選手を日本一多く輩出している日体大ならではの元オリンピック選手による本格的な指導も受けています。

 私は、関東学連から派遣されて関東をはじめとする全国8地区の学生陸上競技連盟を統括している日本学生陸上競技連合(日本学連)に所属しております。来年には東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されます。2020年に向けて日本選手が活躍できるように学生陸上界で盛り上げていきたいです。

 今年の9月にスポーツ国際実習でネパールに行きました。ネパールでは、子供たちに英語でスポーツ指導を行い、スポーツの楽しさ、大切さを改めて実感しました。遊具もない、文化、言語も違い意思疎通も難しい環境でも、ただ走るだけでともに笑顔になれます。また、たとえ国が違ってもスポーツの良さである感動や勇気はどこでも変わらず存在しています。それこそがスポーツの魅力だと肌で感じました。これは駅伝でも同じことが言えます。私は前回の箱根駅伝を通して、スポーツには人と人を「つなぐ」力があることを実感しました。そして、たすきを「つなぐ」ことは、目には見えない仲間や家族の思い、母校の歴史や伝統を「つなぐ」ことにつながり、見る人の心に感動を呼び起こします。

 また、箱根駅伝を「する」「みる」「ささえる」の多方面から知っていただきたいと思いました。そして、この感動と喜びを日本、のみならず世界中の人々に伝えられるように頑張っていきたいと思います。

 箱根駅伝は関わってくださる警察、企業、陸上競技協会の審判の方々、学生補助員、OB・OGの先輩方、沿道で応援してくださる地元の方やファンの方々といった多くの方々の協力があってこそであります。

 大会当日はスタート・フィニッシュ地点を担当いたします。多くの方に感謝するとともに、選手たちが笑顔でフィニッシュできるように全力でサポートしていきます。また、選手ではないですが、大会運営スタッフとして応援してくださる皆様に勇気、感動を届けられるように頑張ります。是非箱根駅伝をみてください。

 最後までお読みいただきありがとうございました!