学連日記をご覧の皆さん、はじめまして!今年度第10回目の学連日記は、関東学連常任幹事の志賀 樹(たつき)が書かせていただきます。中央大学経済学部国際経済学科の1年生です。今回の第89回箱根駅伝では関東学連選抜チームのマネージャーを担当しております。まずは、関東学連のルーキーとして自己紹介をさせていただきたいと思います。
私は小学4年生から高校3年生までの約10年間、野球とソフトボールをやっておりました。そんな私が関東学連に入ったのは、まぎれもなく、地元福島県で中学生に陸上競技を指導している母の影響です。幼いころから、母の教え子の方々が大学生になって箱根駅伝を走る勇姿を、沿道で応援するのが志賀家のお正月恒例の過ごし方でした。中学生の時、あるテレビ番組で箱根駅伝を学生が運営していることを知り、いつしか私も「大学生になったら関東学連に入って箱根駅伝の運営を一緒にやりたい」と思うようになりました。そして大学生になった今、何もわからなかった陸上競技を一から勉強しながら、関東学連の一員として日々の業務に当たっています。5月の関東インカレ後に初めて関東学連の事務所に足を踏み入れてから早いもので半年が過ぎましたが、まだまだ、先輩方の大きな背中を追い続けている毎日です。
さて、今回の関東学連選抜チームは設立当時の「より多くの大学に箱根駅伝を経験してほしい」という目的に帰する為、10月の予選会で惜しくも本大会の出場を逃した16大学から1名ずつ選手を選出いたしました。選手は11月17日(土)に亜細亜大学の陸上競技場で行った合同練習会を経て、自チームで本大会に出場できなかった悔しさを胸に、日々各大学で練習に励んでおります。そして先月、国立競技場で開催した10000m記録挑戦競技会で選手、スタッフ全員が初めて顔を合わせ、岡田監督を中心に、「全員でシード権内に入る」という目標を定めました。今後は千葉県で合宿を行った後、本大会に備えて各自が調整を進めてまいります。私も大学の長距離選手がどのような練習をし、どのような生活を送っているのかを勉強しながら、マネージャーとしてありとあらゆる仕事をしています。しかし、学連選抜チームの運営には選手・スタッフはもちろんのこと、各選手の大学との協力が必要不可欠です。合同練習の際のサポートや、日々の選手の健康管理、本大会当日の選手の付添・給水など、これからも各大学の主務と協力していきたいと思います。
普段は、毎日関東学連の事務所で業務に追われている為、大学のマネージャーとしての仕事が全くできていません。しかし、今日、学連選抜のマネージャーとして普段の業務とは全く異なる仕事をしている中で、普段の大会や会議の際にお会いしている各大学のマネージャーの方々の苦労を身にしみて感じています。今回の経験もとに、マネージャーの気持ちを考えながら今後の学生幹事としての業務にあたっていきたいと思います。
毎年、多くの方々に応援していただいている学連選抜ですが、来たる1月2日、3日は早川主将を中心にチーム全員が一丸となって、学連選抜チームの仲間の為、そして各自の大学で待つ仲間の為に精一杯がんばります。様々な想いを胸に箱根路を駆けぬける選手に、沿道やテレビの前からたくさんの暖かいご声援をよろしくお願いいたします。
次回からは、各中継所を担当する学生幹事が中継所ごとに、学連日記の襷を繋ぎます。箱根駅伝の中継所ならではの秘話なども登場するかもしれません。お楽しみに!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。