駅伝ひろばをご覧の皆様こんにちは。一般社団法人関東学生陸上競技連盟で常任幹事を務めております、鎌倉女子大学家政学部家政保健学科2年生の清水美空です。
11歳の時から志していた学連幹事になるという夢が叶い、活動を始めて早くも1年半が経とうとしていることに驚きとありがたみを感じる日々です。
私は本連盟主催の大会で、審判員・補助員派遣と進行・アナウンスを務めております。1年間を通して沢山の種目をアナウンスしますが、特に7月に関東学生網走夏季記録挑戦競技会で本連盟の大後栄治副会長と2人でアナウンスしたことがとても印象に残っています。アナウンス室で大後先生はアドバイスをしてくださり、アナウンスが多くの自己記録更新に繋がったとおっしゃってくださいました。前回の駅伝ひろばで執筆させていただきましたが、箱根駅伝のアナウンサーの実況に心惹かれた私にとって、微力ではありますが選手に貢献できたことはこれほど嬉しいことはありません。
さて、今年私はひとつの指針を決めて業務に取り組んでまいりました。その指針とは「私との約束を守る」です。昨年の1年間は、自分でやると決めた事なのに難しい、大変だと思うとつい楽な方法を探している自分がいました。その結果、ひとつの業務が終わると「あの時こうしていれば」と後悔し、いい加減に自身を扱っている私が凄く嫌いでした。もうそんな思いをしたくないと今春からこの指針を定め、進行・アナウンスを含む様々な業務に取り組んできました。
この1年間様々な業務を担当しましたが、特に大きな業務として、夏にホクレン・ディスタンスチャレンジの選手派遣、11月に開催された10000m記録挑戦競技会の大会担当と、2つの業務を担当しました。同期や先輩に支えていただきながら、選手派遣も大会担当も無事に終了することができました。今後に繋がる改善点はありましたが、「あの時こうしていれば」という後悔は全くありません。何より私との約束を守り、私自身を大切にできた気がして嬉しい気持ちでいっぱいでした。そして約束を守ったことで、私が担当した業務の一つひとつが大切なものと感じられるようになりました。
きっと箱根駅伝もたくさんの人の約束の積み重ねなのではないでしょうか。箱根駅伝を運営する私たち学連幹事も過去の先輩方の約束を守り、そして未来の後輩たちに約束を残し箱根駅伝を創りあげていきます。家族、友人、チームメイト、恩師、そして自分自身など大切な人とした、大切な約束が積み重なり、箱根駅伝も誰かにとっての大切のものになっていったのだと感じています。第101回を迎える箱根駅伝が、新たな100年も誰かの大切なものであり続けるために、私は私との約束を守り、誠心誠意業務に取り組みます。
箱根駅伝当日、私は平塚中継所を担当する予定です。
それぞれの約束を胸に箱根路に挑む選手、そして箱根駅伝に関わる全ての学生に温かいご声援をどうぞよろしくお願いいたします。