駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.367

第25回「進歩」

小泉 礼佳

 駅伝ひろばをご覧の皆様、こんにちは。一般社団法人関東学生陸上競技連盟で常任幹事を務めております、日本大学スポーツ科学部3年の小泉礼佳です。一昨日は、箱根駅伝のチームエントリー日でした!各大学のチームエントリー一覧、いかがでしたか?

 今回のタイトルについて、箱根駅伝が記念すべき100回を終え、101回目という新たな歴史を刻む大会になること、また、私自身も成長していくべき立場として、「進歩」という言葉を選びました。

 私は普段記録担当として、エントリーに関する業務を務めさせていただいております。1年生の時は、パソコンの知識や経験も全くと言っていいほどなかったため、記録担当として活動をさせていただく中で成長できた3年間でした。3年前の高校生だった私では考えられないほど、たくさんの刺激や体験をさせていただきました。しかし、3年間活動させていただく中で、理想と現実には大きなギャップがあり、このまま続けるべきか迷うときも多くありました。たくさん家族に相談することもありましたが、背中を押し続けてくれた人たちのためにも辞めないという選択をして、今も活動させていただいております。3年目は箱根駅伝予選会の記録主任を務めさせていただき、全国の皆様から注目される大会だからこそ「責任感」というものを過去3年間の中で1番に感じた大会だったと思っています。学連幹事としての活動により真剣に向き合うことで気づくことが多くあった1年間だったと感じております。

 2年目までの私は、業務をこなすことに必死になっていましたが、3年目は視野が広くなったと感じています。各大会が終了すると報告書を各自作成し、共有することになっています。視野が広くなったのはこの報告書があったからだと感じています。競技会の多くは記録情報員を担当させていただいているため、他の担当がどのような部分を意識しながら運営しているのかを細かく見ることが出来ません。しかし、報告書を書き共有することでそれぞれの課題に対して、対応策や次回に向けた見直し等、自分にはない視点を持つ人が多くいるからこそ、各大会の報告書を確認しています。残りの学連幹事としての期間も、担当している記録の業務のみならず、競技会全体を通して自分には何ができるのか広い視野を持って考え、活動していきたいです。

 101回という新たな歴史に向けて活動させていただけることへの感謝と誇りを持ち、残り数か月の活動に邁進してまいります。

 当日は選手への温かい応援、どうぞよろしくお願いいたします。

 明日は、私と同期の前田です!