駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.343

第1回「新たな100年への第1回」

新井 瑞己

 駅伝ひろばをご覧の皆様、こんにちは!一般社団法人関東学生陸上競技連盟で副幹事長を務めております、順天堂大学スポーツ健康科学部スポーツ健康科学科2年の新井です。今年も駅伝ひろばの掲載が始まる時期となり、1年間という時の流れの速さを感じております。

 私は2年生から副幹事長となり初めての大きな業務として、第103回関東学生陸上競技対校選手権大会(以下、関東インカレ)にて、ハーフマラソンと盗撮対策を担当しました。ハーフマラソンでは警察や神宮外苑等の関係各所との調整、コースの一部変更による再検定等を行いました。そして、盗撮対策ではこれまでの反省を踏まえ、選手がより良いパフォーマンスを発揮できるよう、撮影申請の制度を設け、それによる申請段階の準備やスタッフの手配等を行いました。そのような様々な業務に追われ、抱えている業務の中で何を優先すべきか分からなくなることも多々あり、報連相が不足してしまったことで迷惑をかけてしまうこともありました。しかし、5月の関東インカレから現在まで、今まで経験したことのない業務を、失敗をしながらも多く経験できたことで、今の私がいることを改めて感じております。

 また、3月に行われた2023年度関東学連春季オープン競技会と、例年副幹事長が担当する9月に行われた第35回関東学生新人陸上競技選手権大会兼関東学生リレー競技会の2つの大会を担当いたしました。それぞれの大会担当を通して、自身が担当する業務以外にも、学連幹事が分担して行う競技会の開催に必要な業務すべてを把握し、理解することで、より良い競技会の運営に繋がることを身をもって学びました。

 副幹事長という役職に就いてから、最初は学連幹事の中で幹事長に次ぎ、上に立つ者としての自覚と責任を持つことができていなかったことで様々な失敗を経験しました。そういった経験をたくさんしてきたからこそ、今後はさらに上を目指して努め、選手の皆さんや観客の皆様に楽しんでいただける競技会を運営していきたいと思います。

 東京箱根間往復大学駅伝競走は今まで多くの方々に愛され、今大会で101回目を迎えます。100回以上開催されたスポーツ大会は国内に数少なく、101回目のスタートを切り、新たな100年への第1回として、12日に大手町をスタートし、全チームが無事に3日大手町にフィニッシュできることを祈りながら、学連幹事一同、準備を進めてまいります。

 今年度も駅伝ひろばがスタートしました!これからの約3か月間、学連幹事が日々の活動の報告やそれぞれの想い等を発信していきますので、毎回の更新を楽しみにお待ちください!